読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

笑説は事実より喜なり

笑説家 ヤマウチツヨシ/ガッカリさせない期待に応えて 素敵で楽しい いつものブログを見せる予!定。(BLOGで起こせよムーヴメント)

みのもんたが会社に突然やってきた話

 

こんにちわ。

「すがしかお」と「サダマサシ」のテキスト表示が逆だったら、絶対に今ほど売れていないという世紀の大発見をした、僕です。

いきなりだけど、人には言ってはいけないことってあるじゃん。

そこは触れちゃいけないだろーってことが。

思ったことをすぐ口に出すのは子供で、大人になるにつれて自然と空気を読むようになってくるよね。

でもあの時ほど「それはゼッタイ言えないです!」って思ったことはなかったわ。

―――――――――――――――

 

以前に勤めていた会社で起きた衝撃的な物語。

ある日、会社に一人の女性が訪ねてきた。

玄関まで出迎えにいくと、俺は少し驚いた。

その女性、髪の毛は金髪に近い品の無い茶髪で男の俺からみても痛み切ってるのがすぐにわかるほど。

まさに"ダメージヘアの真髄"って感じの女性がリクルートスーツを着ている。

歳は20台前後であるだろうか。

第一印象はとにかく「大丈夫かコイツ?」だった。

俺は「どういったご用件でしょうか?」と尋ねると「面接に来ました」と答える。

 

面接かよ!面接にそのダメージで来たのかよ!!

 

とツッコミたかったが、まぁ人それぞれの価値観があることだし、

見た目で判断するのは人としていけないことだし、

そもそも俺、社長じゃないし。

追い返すこともなく応接室に案内した。

その後、社長と女性の二人きりで面接は行われていた。

面接が終わり応接室から出てきた社長に

『この子まだ免許持ってないみたいだから家まで送ってやれ』と言われた。

 

すでに社長扱いかよ!早くもリムジン送迎付きかよ!!

 

とツッコミたかったが、まぁ人それぞれの価値観があることだし、

社員が判断することじゃなく社長が指示したことだし、

そもそも俺、社長じゃないし。

言われるがままその女性を家まで送ることにした。

「免許を持たない奴とか採用せんでいーだろ」とか思いながら車の助手席に彼女を乗せたその瞬間、俺はある異変に気付いた。

 

 

やばい…この人、マジで臭い…( ゚Д゚)

 

 

今まで経験したことがないほど臭い…( ゚Д゚)

 

 

季節は真冬で外は極寒。

広瀬香美ほど“絶好調"ではなかったが、そこそこ好調な真冬の恋をキープしていた俺は、その瞬間に一気にバロメーターが"絶不調"に変わった。

なんとかこの空気から逃れたい。

そして辿り着いた答え。

 

それは、タバコも吸わないのにさりげなく窓を全開。

メチャクチャ寒いし彼女も「なぜ窓開けてるの?」と不思議な表情を浮かべているが、臭いとか直接言わない常識のある人なだけで満足してほしい。

とにかく何か会話をして気を紛らわせないと。

いろいろと話を聞くと今年高校を卒業した19歳。

高校卒業後、文房具会社に勤めていたが辛くて退社したとのこと。

話し方と見た目から昔はヤンチャしてたんだろうなーとか、早く家につかないかなー息苦しいなーとか、いろんな感情が交差しながら車を走らせる。

その会話の流れの中で「なぜ学生のときに免許を取りにいかなかったのか?」と尋ねた。

すると「先月まで免許とりいけなかったんです」と。

なんで?と聞くと

 

「単車の無免許で捕まって一年間は取りにいけなくて(笑)テヘ」だって。

 

 

いやいや笑うな!テヘペロちがうだろ!

 

ヤンチャどころか札付きじゃねーか!

 

そんな会話をしながら寒さと臭さに耐え続け、なんとか無事に彼女の自宅付近に到着した。

やっと解放のときを迎えるのか…よくぞ耐えたぞ俺!

と自分で自分を有森していたら、突然彼女がアタフタし始めた。

その視線の先を見つめると、彼女の自宅からお母さんらしき人が出てきたのである。

すると彼女が突然、

 

「わたし働いてることになってるんで会社の人ってことにしてください!」と。

 

まーわかりましたよ。

これでこの空気感ともおさらばですから、一役買いますよ。

演技すればいいのね、演技を。

車から降りた彼女はお母さんに「あの、会社の人だよ」と紹介された。

 

母「あー!いつもお世話になってます!」

俺「あ、はい(いや、はじめてだけど)」

母「こないだは福岡まで連れていってもらってありがとうございます!」

俺「あ、はい(いや、しらんがな)」

母「今度ゆっくり遊びにいらしてくださいね!」

俺「あ、はい(なんか彼氏になってね?)」

 

 

 

なんなんだこの不思議な状況は!!

 

とにかくこんなバッドコンディションにも関わらず、突然の大役にも十分すぎる対応力をみせる自分のアドリブ力。

そして優しさとこの懐の深さに改めて自分で自分を有森し、彼女、そして地獄に別れを告げて帰社した。

会社に戻ると開口一番に社長が『どうだった?』と。

どうと言われても色々とおかしなことがありすぎて、なんて説明すればいいのかわかんない。

 

ただはっきり言えることは「臭い」の一点だけだ。

 

漢字一文字で表せって言われた方が簡単なんだけど。

 

でもそんなことを聞いてるわけじゃないよな。

社会人としての言葉遣いや愛嬌とかを聞かれているんだろう。

だから俺は答えた。

「普通にちゃんと話せてましたよ。ただヤンキーっぽいすね」と言うと、間髪入れずに社長がこう言った。

 

 

社長『いやいやそんなことじゃなくて、だご臭くない?』

 

 

 

 

そんなことを聞いてた―――――!!!!

 

 

 

そんなことを聞いてるわけじゃないと思っていた

 

 

そんなことを聞いてた―――――!!!!

 

 

なんのためらいもなくスーって言いましたなー。

「くさい」を「カワイイ」くらいの感覚で使い慣れた感じでスーって使いましたなー。

若干食い気味で言いましたなー。

ヤンキーの"キー"くらいで言ってたかもしれんなーこれ。

会話はまだまだ続く。

「そうなんです!マジでやばかったですよ!」と返事をした瞬間に事件は起きた。

 

突然会社の照明が暗転し、みのもんたが登場したのだ!(頭の中で)

 

 

f:id:ymuctys:20170214153751p:plain

 

 

ここでいきなり"クイズミリオネア"が始まったのだ!

 

問「あの子に対して、会社はどんな決断を下すのか?」

A.採用 B.不採用 C.再面接 D.本人にワキガを伝える

 

 

すると社長が早速"オーディエンス"を使ってきた。

『どうする?』と俺に聞くのだ。

ぶっちゃけ嫌ですよ。

真冬のこの時期にあんなに臭かったら夏とか怖くて仕方ないよ。

でも「匂い」とかデリケートなところは誰にだってありうる問題だし

それを理由に不採用とかは可哀そうな気もする。

俺じゃ判断しかねない。

だから「俺に聞かれてもわかりません。社長が決めてください」と伝えた。

頭を悩ませている社長は、ポケットから携帯を取り出し誰かに電話をし始めた。

ここで"テレフォン"だ。

これで残るライフラインは1つ。

少し離れたところで会話をしているため内容は聞き取れないが、素晴らしいアドバイザーに連絡をしていることを願う。

数分後、電話を切った社長は俺に近づいてきて、今日一番の力強い声でこう言った。

 

 

社長『よし!とりあえずワキガの手術してもらおう!今度来てもらったときにあの子にワキガの手術しろってお前が言え!』

 

 

 

 

 

無理無理無理無理無理ーーーーーーーー!!!!

 

 

 

 

言えるかーーー!!デリカシーなさすぎーーー!!!!

 

 

 

ムリムリムリムリムリーーーーーーーー!!!!

 

 

それって医者から

 

【あなたのご主人は癌です。と言われた家族が本人に告げる】

 

を抜いて、ぶっちぎり1位を獲得した"言いにくいこと"だってーーー!!!!

 

 

 

爽やかな笑顔で、せーの!「ワキガです!」って言えるわけねーだろ。

 

だから俺は言った。

「無理っすよ!会ったばかりの人に"君はワキガだ手術しなさい"なんて言える訳ないじゃないですか!人の心に土足で入るどころじゃないですよ!」

すると社長の口から驚きの言葉が!

 

 

社長『いま知り合いに聞いたら20~30万でできるらしいから。俺が払ってやるけんあの子も嬉しいだろ』

 

 

 

 

 

 

さっきのテレフォン手術費の見積もりーーーーーーーー!!!!

 

 

 

しかも払ってくれるてーーーーーーーー!!!!

 

 

 

ただの救世主じゃねーーーーか!!!!

 

 

いやいやいや、そんなお金出すくらいなら俺にプチ整形させてよ。

てかライフラインひとつ残ってるやん。

フィフティ・フィフティ (50:50)使おうよ!

Dは消去法でゼッタイないから!

とにかく俺は大声で言った。

「そんな時間と金がかかる奴を採用するより他あたりましょうよ!」と。

すると間髪入れずに速攻

 

『あ、ほんとそーね。それがいいね』だって。

 

 

 

 

素直かよ!!すぐ聞き入れちゃったよ!!

 

俺は社長にとっての黒田官兵衛か。

 

スーって言いましたなー。

 

で、ここで再びみのもんた登場!!

 

 

f:id:ymuctys:20170214153751p:plain

 

 

みの「それじゃあBの不採用でファイナルアンサー?」

社長「ファイナルアンサー!」

みの「正解」

 

 

スーって言いましたなー。

あの独特のタメを使わずにスーって言いましたなー。

まーそら正解だもん。